2016年1月の通信から

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 暖冬のおかげで朝の出勤は助かっていますが、雪道の運転が嫌なので、いつ真冬の寒気 が来るのか落ち着かない日々です。毎朝、目覚めると布団の中で体と心の状態をはかり、 「今 日一日を乗り切れるかな」と、還暦を過ぎた保育士は自分をチェックしています。今年度 は 1 歳から 2 歳の子どもたちと過ごしていますが、子どもたちは大人が意図したことより 生活や遊びの中から学んでいることを強く感じています。 子ども達が不登校になってから、学ぶということついて考えさせられました。私にとっ て学ぶということは学校で教わることだと思っていました。ですから、学校へ行かなくな ったときに、 「子どもが学ばなくなり、成長が滞る。」と本気で思ったのです。日がな一日 ゲーム機の前にいる子どもを見て不安と焦燥にかられたこともありました。でも、不登校 から育った若者達が、自分の感覚を大切にし、興味を持ったことは自分で調べ、自分の言 葉で表現する力を身につけている姿に出会い、 「大丈夫」と確信しました。 あれから 20 余年が立ちました。子どもたちはそれぞれの生き方の中で必要と感じた事、 興味をもったことは、自分で学び成長をしました。子どもたちの成長の局面で親として悩 んだり迷ったりしたときに、親の会で出会った方々に力をもらいました。 「あなたが自分に 自信があるなら私の子どもだから大丈夫と思えばいいし、もし、自分に自信がなければこ んな私でも生きて来たのだから子どももきっと大丈夫と思ったらどうかしら・・・。 」とい う K さんの言葉は、私が自分自身をふりかえるきっかけになった言葉でした。
                                                             

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