2013年4月の通信から

春、わが家の桜が開花しました。職場の保育園で、私は0歳児を持ち上がり1歳児の担当になりました。一人で歩けるようになり、思うままに動き回る子ども達を見ていると、不登校をした息子達が赤ちゃんだったころを思い出します。すっかり古びてしまった、息子達に読んであげた絵本を、今、保育園の子ども達に読んでいます。
 子ども達を見ていると、あたりまえだけど、一人として同じ子はいません。一人でじっくり絵本を見ている子もいれば、片時もじっとせずに歩き回って、コンセントを引き抜いたり、加湿器をひっくり返したり、遊戯室に置いてある麦茶タンクをひねって床を水浸しにしたりと、私たちのの仕事を次々増やしてくれる子もいます。性格、好み、発達の仕方も様々です。言葉はなくても行為を見ていると伝わってくる心の世界があります。一人ひとり違う世界、大人の価値尺度ではかってしまうと見えなくなってしまう心の世界です。絵本のページをめくりながら、私は、今ではいなくなってしまったわが家のちび達に語りかけているのかもしれません。

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