「あたし研究 自閉症スペクトラム~小道モコの場合」

あたし研究.JPG高知での講演会に小道モコさんが参加なさっていました。小道さんは自閉症傾向のある自分自身をイラストと文章でわかりやすく説明した「あたし研究 自閉症スペクトラム~小道モコの場合」という書名の本を鴨川出版から出されています。この本は発達障害の当事者が書いた貴重な本です。児童青年精神医学会の会場でも販売されていました。小道さんは、本の中で「学校は何が起こるかわからないジャングルのようだった」と表現しています。この本を読んでいると、私にも思い当たるふしがたくさんあって、自閉症スペクトラムと定型発達者はくっきりかっきり分けられるものではないと感じます。「理解ある人達の中で、子どもたちが成長する(翼をのびのびと広げて生活する)ことができるなら、どんなにスゴイことになるだろう・・・と私は想像します。スゴイというのは、別に偉くなるとか、有名になるという意味ではなく、その子らしく生きられる、ステキな世界が待っている、ということです。幸せって、『ありのままにその人らしく生きられる』ことだと私は思っているのです。」と小道さんから読者へのメッセージも書いてあります。

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